ゲームのTVCM事例16選|タレント起用とコンセプト設計の型

TVCMは費用が大きい分、誰を起用し何を見せるかの設計が問われる施策です。Game Marketing Archive に蓄積された事例を見ると、CMの作り方は「タレントの説得力で見せる」「既存の視聴熱に相乗りする」「見て終わらせず参加させる」といった型に分かれます。ここでは実際に放送された16の事例を型ごとに整理しました。各事例のタイトルから詳細ページに移動できます。
1. タレント・俳優起用型 ── 「本人も好き」の説得力
起用したタレント自身がそのゲームのファンであることを前面に出し、起用の納得感で信頼性を作る形式です。

【パズドラ】二宮和也出演の新TVCM、8月14日全国放送開始
イメージキャラクター就任12年目に本人役で出演。芸能生活30年の心境を語るインタビューも同時公開し、長期起用の重みを訴求に変えた
【Pokémon Trading Card Game Pocket(ポケポケ)】タレントの伊藤沙莉さんがCMに出演
朝ドラ主演・紅白司会と大注目の俳優を起用し、日常の何気ないシーンで開封を楽しむ姿を見せてブランドの信頼性を高めた
ゲーム好きとして知られる女優を起用し、親しみやすいキャラクターとゲームの世界観を重ねて幅広い層にアピールした
【ブルーロック BLAZE BATTLE】新CMに山田涼介さんを起用!
熱心なゲーマーとして知られる国民的俳優を起用し、ゲームにも原作にも接点がなかった層に強くアピールした
【異世界のんびりライフ】橋本環奈さん出演!1周年記念TVCMが全国放送開始!SNSキャンペーンも開催
1周年の節目にトップ俳優を起用したCMを全国放送し、SNSキャンペーンと連動させて話題化した
【Shadowverse: Worlds Beyond(シャドバWB)】菊池風磨さんを起用した新CM公開!
新要素「シャドバパーク」や必殺技「超進化」を前面に出し、前作との違いを明示しながらカジュアル層への訴求を狙った
1周年の目玉を新機能「おすそわけ」にし、俳優とお笑い芸人を隣人役で共演させてカードゲーム初心者にも伝わる筋書きにした
【モンスターハンターNow】吉沢亮さん、黒島結菜さん出演の新CM「もう、狩ってる?」が初公開!
年末年始の大型連休に合わせて2人の人気俳優を起用したCMを公開し、TikTok・Xのキャンペーンと連動させ多角的に話題を広げた
2. お笑い芸人・コスプレイヤー起用型 ── 親しみやすさで裾野を広げる
俳優ではなく、お笑い芸人やコスプレイヤーを起用して肩の力の抜けた親近感を作る形式です。

【ラストウォー:サバイバル】TVCMにお笑いコンビ かまいたち が出演
人気お笑いコンビを起用し、ゲームのコアターゲット層だけでなく幅広い層にアピールした
【ブロスタ】あのうるさい粗品がハマってる!モバイルゲーム「ブロスタ」CMで「1人賛否」
本当にゲームにハマっている芸人を起用し、ゲームとの相性・起用の納得感を最大化した
【カピバラGO!】公式CM第一弾にコスプレイヤーえなこが登場
人気コスプレイヤーを起用することで、テキストアドベンチャー×ローグライクという新しい組み合わせに誰もが楽しめる印象を与えた
3. 既存の視聴熱に相乗りする型 ── 試合・アニメ放送に重ねる
すでに多くの人が注目しているタイミング(アニメ放送・国際大会)に合わせてCMを流し、関心の高い層にダイレクトに届ける形式です。

【eFootball】久保建英&メッシ出演、ワールドカップ連動新CM施策「見てるだけでいいの」
W杯連動で「観る」から「プレーする」への行動変容を促す挑発的なコピーを展開。現実では叶わない選手同士の共闘をゲームならではの価値として訴求した
【ペルソナ5: The Phantom X】 テレビCM「-覚醒編-」をアニメ放送時間に放映開始!
各局のアニメ枠を狙って放送し、シリーズファンと未プレイ層の両方にリーチした
【呪術廻戦 ファントムパレード】TVCMを10月5日よりTVアニメ「呪術廻戦(第2期)」内で放映。
アニメ本編の興奮が冷めないタイミングでCMを流し、ゲームへの関心が最も高い視聴者層に直接アプローチした
4. CMを見て終わらせない型 ── 連動ゲーム・参加型演出
CMを一方通行の広告で終わらせず、その場で遊べる仕組みやSNSでの参加を誘発する演出を組み込んだ形式です。

アプリのインストールなしでX上でそのまま遊べる形にし、CMを見た人がその場で体験に移れる導線にした。BGMもCM音源をそのまま使った
【WIND BREAKER 不良たちの英雄譚(ウィンヒロ)】ウィンヒロ 新CM「てっぺん」放送開始!
視点違いのCMを展開し、「どっちの視点が好き?」というファンの考察欲とSNSでの拡散を誘発する参加型プロモーションにした
まとめ
TVCMは「誰に見せるか」と「見せた後どうするか」で設計が分かれます。ゲームファンであることが伝わるタレント起用は信頼性を作り、既存の視聴熱への相乗りはリーチの効率を上げ、参加型の仕組みは一方通行で終わらせません。起用や放送タイミングを単体で語るのではなく、その後のSNSやゲーム内施策とどう接続しているかを見ると、CMの設計意図が見えてきます。
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