ゲームの海外セレブ起用広告事例15選|米国・英国のモバイルゲームに見る型

海外市場、特に米国や英国で、セレブや著名人を広告に使う方法を知りたい宣伝担当者に向けた記事です。日本のタレント起用と違い、国ごとに起用する人を変える、短い素材を多く作るなど、設計の違いが事例に出ています。Game Marketing Archive に蓄積された事例から15件を選び、大型キャンペーン、TVCM、獲得型の多素材、ゲーム内連動の4つに整理しました。各事例のタイトルから詳細ページに移動できます。
1. 大型キャンペーン型 ── 複数のスターを一斉に使う
複数の著名人を同じ時期に起用し、ブランド広告として出す形式です。
- 【Royal Kingdom】米国でレブロンら10人のセレブを一斉起用、DLは581%増
- レブロンら10人のセレブを一斉に起用し、全員に同じ訴求を言わせた。DLは581%増えた
- 【MONOPOLY GO!】米国で初のブランド広告、ウィル・フェレルら4人のスターを起用
- ウィル・フェレルら4人を起用し、TVスポットは2本に絞り、SNSやポッドキャスト向けの短尺動画を20本作った
- 【Match Masters】米国進出でNBCUのリアリティ番組スターを起用、国ごとにタレントを変える
- NBCUのリアリティ番組の出演者を使い、国ごとにタレントを変えた
- 【Kingshot】W杯期間に英国・ブラジルの代表選手と移籍記者ロマーノを広告に一斉起用
- W杯の時期に合わせ、英国とブラジルの代表選手や移籍記者のロマーノを広告に起用した
2. TVCM型 ── 国民性や本人の意外な一面を使う
テレビCMで、起用する人の持ち味や、その国の気質に合わせた台本を作る形式です。
- 【Top Eleven】モウリーニョを顔に起用、英国Sky Sportsで60秒のTVCMを放映
- 名監督のモウリーニョを顔に起用し、英国のSky Sportsで60秒のTVCMを放映した
- 【Dice Dreams】英国で「仕返し」をテーマにしたTVCM、スカーレット・モファットを起用
- 英国の「人前では我慢する」という気質に合わせ、仕返しをテーマにしたTVCMにスカーレット・モファットを起用した
- 【Hay Day】ゴードン・ラムゼイ起用で「癒やしのゲーム」へ再定義
- 怒りのイメージが強いゴードン・ラムゼイを起用し、「癒やし」の訴求を際立たせた
- 【ラストウォー】米国でホームランダー役アントニー・スターを起用し「偽広告」批判を逆手に
- ホームランダー役の俳優を起用し、「偽広告」への批判を自虐的なセリフで先に言った
3. 獲得型・多素材型 ── 素材を多く作って検証する
大作のCMではなく、短い動画を多く作り、広告運用で検証する形式です。
- 【Toon Blast】ライアン・レイノルズで30パターンの広告を検証、セレブ×獲得型の先駆け
- ライアン・レイノルズの広告を30パターン作り、獲得型の広告と同じように検証した
- 【Coin Master】J.Loやカーダシアン家をプレイ画面の隅に合成、広告費430%増
- J.Loやカーダシアン家をプレイ画面の隅に合成し、広告費は430%増えた
- 【Travel Town】カイリー・ジェンナーらのTikTok自撮り風広告で低コストにセレブ起用
- カイリー・ジェンナーらを、TikTok向けの自撮り風の動画に起用した
4. ゲーム内連動・物語型 ── 起用を中身につなげる
広告に出すだけでなく、ゲーム内のキャラクター、コラボ、連続した物語にまで落とし込む形式です。
- 【Free Fire】クリスティアーノ・ロナウドを操作キャラ「クロノ」に、世界規模のコラボを展開
- クリスティアーノ・ロナウドを、ゲーム内で購入できる操作キャラクターにした
- 【Clash of Clans】WWEとコラボ、コーディ・ローデスがバーバリアンキングに
- WWEのコーディ・ローデスをゲーム内のキャラクターにし、WrestleManiaでの試合協賛を組み合わせた
- 【Merge Mansion】ペドロ・パスカル主演の謎解き4部作、3話で3800万回再生
- ペドロ・パスカル主演の謎解きを4部作の連続ドラマ形式にし、3話で3,800万回再生された
- 【Candy Crush】Pat McGrathコラボで1万ドルの指輪を懸けた宝探し施策
- Pat McGrathとのコラボで、1万ドルの指輪を懸けた宝探しの企画を行った
まとめ
海外のセレブ起用は、一斉に使うか、1人を深く使うか、素材を多く作るか、ゲームの中に入れるかで型が分かれます。事例では、国ごとに起用する人を変える、TVCMの台本をその国の気質に合わせる、起用した人の持ち味をそのまま訴求に使う、といった工夫が語られています。起用の効果は獲得数と売上を分けて見るべきだという指摘も、Royal Kingdomの事例に出ています。
